〒569-0081 大阪府高槻市宮野町2-17 072-671-1008

文字サイズ

トピックス

マルチスライス320列CT

 高レベルの精密検査が受けられるマルチスライス320列CTスキャナを導入しました。

今まで以上に短時間・低被ばく・情報量の多い画像が得られるようになり、患者さまへの診断に大いに役立つようになりました。

短時間撮影・低被ばく・撮影範囲の拡大

今まで胸部撮影での息止め時間が10~12秒かかっていたのに対し、今回導入したマルチスライス320列CTでは2?3秒、頚部から腹部骨盤撮影でも従来ですと20~25秒かかっていたのに対し5~6秒での息止めで撮影が可能となります。

きれいに撮れるだけでなく被曝低減にもこだわっており、従来のCTより約1/4の線量で検査できるようになっており、患者さまに優しい装置になっています。

また、撮影範囲も従来より拡大し広い範囲の大動脈の観察や下肢全長の動脈なども短時間で撮影することが可能となりました。

▲頭部脳血管検査

脳血管を明瞭に描出し、動脈瘤や血管の狭窄など明瞭に観察できます。

▲胸腹部臓器検査

5~6秒の息止めで内臓の状態や位置関係が一目でわかります。

▲胆嚢検査

胆嚢及び胆管などが明瞭に観察できます。

▲腹部血管撮影

造影剤を使用し、撮影したCTの情報は血管の走行や目的臓器との位置関係などが把握でき、手術のシュミレーションにも使えます。

 

CTについて

 

 

CT(Computed Tomography)とは放射線を利用しドーナツ状をした装置の中を通過した際、体の断面像(輪切り像)を撮影する検査です。

 

この検査は体内の臓器だけでなく、骨折などの評価にも用いられます。

検査時間は入室から検査終了の退出までで5分程度で撮影は終わります。また、造影剤を使用する検査においても同様の時間程度で検査は終了するものがほとんどです。(心臓など特殊検査においては検査前の準備が多少かかります)

 

第一東和会病院では、2009年12月までマルチスライス4列CT(東芝製 Aquilion 4列)、2010年1月よりマルチスライス64列CT(東芝製 Aquilion 64 CX)が稼働していましたが、2017年5月より最高水準のマルチスライス320列CT (東芝製 Aquilion  ONE)が稼働致しております。

 

心臓描出

以前の64列CTに比べ、画像の情報量も格段に多くなり、微細な情報も得る事ができるようになりました。

従来、心臓の撮影では分割に撮影し画像を重ねていましたが、マルチスライス320列CTでは心臓を一度に撮影することができ、重ね合わせによる画像のズレや、不整脈、心拍変動の患者様に対しても検査成功率が格段に向上します。

さらに瞬時に撮影できることにより、X線被ばくや造影剤使用量も低減し、より低侵襲で安全に、かつ短時間で心臓カテーテル検査に匹敵する検査が可能になります。

 

体内金属による画質低下に対するシステム(SEMAR)

股関節や膝関節など、体内の人工骨から生じる画質低下(金属アーチファクト)に対して、今回導入されるマルチスライス320列CTでは、画質低下の原因となる金属アーチファクト成分のみ除去でき、人工骨付近の画質が向上します。