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粉薬の飲ませ方

病気で機嫌が悪い子どもに、薬を飲ませるのは大変!!
それでも早く元気になってもらうためには、がんばって薬を飲んでもらわなければなりません。
また医師の指示通りにきちんと飲んではじめて薬の効果は出るものです。
飲ませるためのちょっとしたコツや工夫をお伝えします。

 

 
 直接口に入れる方法
  • 直接口に粉薬を入れ、飲んだ後すぐに湯冷ましやお水を飲ませます。先に少量の水で口の中を潤しておくと飲ませやすいです。薬の種類によっては苦味がなく、甘み成分でコーティングされているものがあり、そのままで味わって舐めている子どももいます。
    ただ、抗生剤はコーティングが剥がれると、中の苦い成分が出てくるので、早めに飲み込ませましょう。
 

 
 少量の水を加えて団子を作る方法
  • スプーンに少しだけ水をいれ、その上に薬を入れて溶かしペースト状にし、団子のように丸めます。先に薬を入れるとなかなか薬が溶けないことがあります。この団子を軟口蓋(上あご内側)や頬の粘膜に塗り付けてあげると、自然と飲み込みます。
    舌の先は苦味を強く感じやすいので、舌の先が当たらないようなところに付けてください。そのあと、ミルクやお水など好みの飲み物で口の中を洗い流してあげて下さい。
 

 
 水に溶かす方法
  • 薬が溶けるだけの少量の水で溶かし、一口で飲める量にします。子ども用のスプーンで1~2さじ程度です。水の量が多く飲み残してしまうと、治療に必要な量の薬が飲めません。
    飲んだ後は水などで、口の中を洗い流してあげて下さい。
  • スプーンで飲ませにくい場合や口を開けてくれない場合は、薬局などで販売されているスポイドなどで試してみて下さい。
 

 
 水以外のものとの混ぜ合わせる方法
  • 基本的に、薬は水と一緒に服用するのが最も吸収率が良いように調整されています。ただ、薬が全くのめないのでは治療になりませんので、少し吸収が悪くなることがありますが、工夫してのませてあげましょう。
    当小児科では、最もよく処方する抗生剤での飲み合わせ表を作成しました。外来スタッフを中心に総勢20人近くで、実際に様々なものと混ぜて味見をしたうえで評価しました。
    薬によって苦味やコーティングされているものの味が違うため、それぞれで味が変わりますし、個人によって味覚が違うので意見が必ずしも一致しませんが、一例として参考にしてください。
    ご希望の方には、外来にてお配り致します
 

 
 薬を飲んだ後、吐いてしまった場合
  • 服薬してすぐに吐いてしまった場合や、明らかに薬が出てしまった場合は、もう一度同じ量を飲ませて下さい。ただし、吐いた後すぐにまた飲ませると、また吐きやすいため、30分以上時間をあけてから、飲ませて下さい。
  • 服薬して30分以上たってから嘔吐した場合は、すでに薬が吸収されていると考えて、もう一度飲ませなくてもかまいません。
 

 
 してはいけないこと
  • 乳児にハチミツを与えると、ボツリヌス菌に感染します。2~3歳くらいまでは薬にハチミツを混ぜないでください。
  • 普段の主食となる、ミルク(乳児)やごはん、うどんなどにはできるだけ混ぜないで下さし。もし混ぜる場合、少量を小分けにして混ぜ、その後に混ぜていないものを食べさて下さい。薬を混ぜると違う味になり、主食自体を食べてくれなくなります。
  • 嘘をついたり、だまして飲ませることはできる限りやめましょう。この薬は早くよくなるためには大切だよ、と言い聞かせて頑張ってみましょう。
 

 
 してほしいこと
  • 服用ができたら、必ず褒めてあげて下さい。褒めすぎて悪いことはありません。子どもの成長にもよい影響を及ぼしますし、次の服薬を頑張るモチベーションにもなります。
 

 
 服用時間
  • 特別な指示がない限り、食事前やミルク前の空腹時に飲ませて下さい。食後やミルク後の満腹時には飲んでくれなかったり、食べたものまで吐いてしまうことがあります。
 
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