〒569-0081 大阪府高槻市宮野町2-17 072-671-1008

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診療科・部門

リハビリテーション部

理学療法部門

病気やけがで不自由になった身体に対して、機能の改善や能力の向上を目的に運動療法や物理療法を行います。運動療法では、一時的に失ってしまった、基本的な動作や日常生活で必要な活動(起き上がる、立つ、座る、歩く等)を改善するための訓練や指導を行います。

当院では各分野に特化した各種チーム(肩・肘関節班、膝関節班、骨盤底班、がんリハ班)により、専門医師と密に連携し専門的な知識と技術にもとづいた理学療法を実施しています。

また褥瘡対策委員会や栄養委員会など各種委員会へ参加し、在宅復帰に向けた多職種連携を密に行っています。

市民に対しては、2ヶ月に1回糖尿病教室で講習会を開催し、糖尿病の食事療法・薬物療法・運動療法について分かりやすく説明させて頂いています。

~肩・肘関節班~

当院では肩を専門とする理学療法士を配置し、肩専門医と連携して治療を行っているため五十肩や腱板断裂等、肩関節手術後に質の高いリハビリテーションを行うことが出来ます。また学童期からプロレベルまでの肩・肘スポーツ障害に対する専門的なリハビリテーションも行っています。

 

~膝関節班~

 膝を専門とする理学療法士を配置し、膝スポーツ関節鏡センターの専門医師との連携を密に取り,手術後の機能改善から競技復帰まで,細かな動作指導や再発予防を含めサポートしています。スポーツ競技への復帰率は受傷前と同じレベルへ95%以上が可能であり、レクリエーションレベルからプロスポーツ選手まで幅広く対応しています。

 

~女性骨盤底リハビリテーション~(2016年7月より開始) 

女性泌尿器科・ウロギネコロジーセンターの専門医の指導の下、主に尿失禁、過活動膀胱、骨盤臓器脱の患者様に対して専門の女性理学療法士2名がマンツーマンでリハビリテーションを行っています。まず、患者様の悩みを丁寧に聴き、骨盤底筋がしっかり収縮しているか確認した上で、1人1人に合わせて自主トレーニングや生活の指導を行っています。

 


磁気による膀胱等刺激法

~資格~

・呼吸療法士
・住環境コーディネーター2級
・アスレチックトレーナー(日本体育協会公認)
・赤十字救急法救急員
・がんのリハビリテーション研修修了
・認知症対応力向上研修終了

~活動報告~

平成27年 大阪府放射線技士会 府民公開講座
【専門家から学ぼう!故障の少ない“膝”の使い方 ~長くスポーツを楽しむために~】

→府民公開講座 詳細情報

 

作業療法部門

作業療法士は,身体又は精神に障害のある者,またはそれが予測される者に対し,その主体的な生活の獲得を図るため,諸機能の回復,維持及び開発を促す作業活動を用いて,治療,指導及び援助を行う専門職です.(作業療法士協会 HPより)

当院では脳血管疾患、運動器疾患、ガン疾患等の患者様に対して作業療法を提供しています。患者様が『主体的な生活を獲得される』ことを目標に、患者様の状態に応じて生活面での様々なリハビリを実施しています。

状態が安定し、継続したリハビリテーションが必要な場合には第二東和会病院や他の病院に情報提供を行い、リハビリの橋渡しをしています。さらに、介護保険サービス等の情報を提供し退院支援を行います。

地域の中学生を対象に職業体験を実施して作業療法の啓発活動を行なっています

~脳血管疾患~

早期からの離床を図る事で、日常生活動作訓練へとスピーディーに繋げていきます。
必要に応じて自助具の提供なども行っています。

 

~運動器疾患~

上肢、手指外傷後の「使いやすい手」の獲得を目指しハンドセラピィを行っています。
大腿骨近位部骨折では、実生活に合わせた日常生活動作訓練を家屋状況に併せて実施します。

 

~ガン疾患~

患者様の状態にあわせて、よりよい生活が送れるように支援していきます。
また、リンパ浮腫に対しても圧迫療法やドレナージなど浮腫の管理・指導を実施しています。

 

~資格~

・認定作業療法士
・福祉住環境コーディネーター2級
・がんのリハビリテーション研修修了
・認知症対応力向上研修終了
・リンパ浮腫研修 basic 1A修了
・地域ケア会議リーダー研修修了
・介護予防推進リーダー研修修了
・認知神経リハビリテーション学会主催 BASICコース修了

 

言語聴覚療法部門

言語聴覚士は、ことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職です。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。(日本言語聴覚士協会HP抜粋)

当院では、廃用症候群や、脳血管疾患に伴う嚥下障害、失語症、高次脳機能障害、構音障害。又がんに対するリハビリも実施しています。がん患者様の症状は様々であるため、個々の状態に合わせたお食事の調整を多職種と連携しおこなっています。

~嚥下障害~

急性期より、嚥下機能評価を行い安全に美味しく食事摂取ができるよう訓練を行います。NST(栄養サポートチーム)で週1回のラウンドを行い、1日でも早く回復して頂けるよう様々な提言を行っています。

 

嚥下機能の精査を必要とする場合は、主治医、耳鼻科医、リハビリテーション医と連携しVE(嚥下内視鏡検査)、VF(嚥下造影検査)を実施しています。安全な栄養手段やQOL(生活の質)の維持を目指し食事形態や嚥下方法の指導を行っています。

VE(嚥下内視鏡検査) VF(嚥下造影検査)

嚥下食:嚥下機能にあった食事形態を、栄養科と連携して提供しています。

ゼリー食 ペースト食 ムース食
【豚肉・パプリカ・大根・タケノコ】

 

(軟菜)きざみとろみ食

(軟菜)1口大
【海老・ほうれん草のしゅうまい】

~コミュニケーション障害~

言葉が話しにくくなる原因は様々です。失語症で、言葉が話しにくくなる、理解しにくくなる、高次脳機能障害で注意がそれる、話しがまとまらなくなる、構音障害で呂律難が生じる等があります。適切な評価、訓練を早期より行い、周囲と意思疎通が円滑にはかれるよう支援しています。

 

~訪問リハビリテーションでの活動~

週1回、当院グループの訪問看護ステーションへ出向し、在宅で嚥下・言語訓練を行っています。退院後も嚥下障害患者様、ご家族様へのサポートを行い在宅に帰っても安心して、美味しく、口から食べられるよう継続した支援を行っています。

~総合介護福祉施設和朗園での活動~

定期的に出向し、入所者の方が誤嚥性肺炎にかからないように、FILS(The Food Intake LEVEL Scale)という食事評価をするための用紙を用いて多職種と連携しています。

~資格~

・認定言語聴覚士(摂食・嚥下障害領域/失語・高次脳機能障害領域)
・コミュニケーション支援員(大阪府特定疾患研究会認定)
・がんのリハビリテーション研修修了
・認知症対応力向上研修修了

音楽療法部門

音楽は古くから人間の生活と深く関わってきました。嬉しい時、悲しい時、大勢でも一人でも、様々な場面で私たちは音楽に勇気づけられ、励まされ、癒されています。そのような『音楽の力』を意図的・計画的に用いて、心と身体のケアを行うこと、それが「音楽療法」です。
 当院では2002年に導入され、常勤の音楽療法士として2名在籍(2017年現在)、実績は1000症例を数えます。また、専門職として質の向上にも努め、学術大会での発表や講師活動などにも意欲的に取り組んでいます。
 

~特色

1.第一東和会病院を拠点とし、第二東和会病院や各高齢者施設へ出向し、急性期から回復期、維持期まで継続した支援を行っています。

2.第一東和会病院では、緩和ケアチームに参入。チームの一員として連携を取りながら、特にがん患者に対しては早期から終末期まで支援しています。外来化学療法室においても月2回実施しています。

3.認知症患者に対する支援にも重点を置き、入院生活における混乱や不穏の軽減に対して効果を得ています。

4.家族の突然の入院に対する戸惑い・混乱や、長期入院で心身疲労が蓄積された介護者へのケアも含めて、音楽を用いることで空間や人間関係を整えながら入院生活を支える役割も担っています。

♪患者様・ご家族様から、「音楽の力を目の当たりにしました。」「入院中、音楽に救われました」という声をいただきます。医療現場における音楽療法の必要性を実感してくださるお言葉を糧に、今後も“心と身体”両側面からのアプローチとして患者様の入院生活をサポートしたいと考えます。

~第一東和会病院における実践目的~

・脳血管疾患患者に対する意識レベル向上や機能回復
・早期離床や離床時間延長の一助として
・認知機能低下による不隠の軽減および認知症予防
・緩和ケアの一分野として、トータルペイン(身体的・精神的・社会的苦痛とスピリチュアルペイン)の軽減

~対象者~

 入院患者様を対象とします。疾患は限定せず、主として上記目的に該当する患者様に対し、主治医からの依頼により実施します。

~実践内容~

当院では個別音楽療法のみ実施しています。対象者の状態をアセスメントし、能動的音楽療法(歌唱・楽器演奏・身体活動・作詞作曲等)、受動的音楽療法(聴く)よりプログラムを組み立てます。アプローチは多岐に渡り、一瞬一瞬の状況に則し、即興的に展開します。

1回約20~40分間。頻度は状況により決定します

 

~資格~

日本音楽療法学会認定音楽療法士(2名)
厚生労働省委託事業PEACEプロジェクト緩和ケア研修会修了

~実績~

<学会発表>

・「急性期病院における緩和ケア~音楽療法導入によるチーム医療の充実~」
  第8回日本医療マネジメント学会 大阪支部学術集会(2015年2月 大阪)

・「集団音楽療法への参加とそこにおける役割を通して主体性拡大へ繋がった一例
  ~“忘れないノート”の記載から見える変化~」
  第13回日本音楽療法学会 近畿学術大会(2015年3月 奈良)

・「急性期病院におけるがんのリハビリテーションの取り組み
  ~トータルペインに対する音楽療法アプローチ~」
  第18回大阪病院学会 学術大会(2015年11月 大阪)

・「スピリチュアルケアとしての音楽療法」
  第16回日本音楽療法学会 学術大会(2016年9月 仙台)